© Voyantroupe All rights reserved.

第6回本航演『俯瞰する庭園』
とは?
知性の樹木によって美しく、均整を保たれた庭園。
獣たちは愛する事を教わり、動植物を喰い荒らすのをやめました。
我慢する。だって愛してるから。
喰いたい。でも喰わない。
襲いたい。でも襲わない。
言いたい。でも言わない。
一緒にいたい。でもいない。
だって愛してるから。
しかし、愛する事を知ることは、
同時に欲望を認識し、葛藤や嫉妬の苦しみを知る事でもありました。
そこに迷い込んだ一人の男。
男は獣たちの不自由さや葛藤にいらだち、様々な疑問を抱きます。
「なぜ深入りしようとしないんだ」
「幸せだって?ではなぜ君たちの表情は暗い」
「愛するには言葉が必要なんだ」
しかし言葉を投げかけるほどに、違和感を覚えるのは男の方であるようでした。
ここは一体どこなのか…?
そして記憶の底に佇む一人の女性。
見つからなかった、最善の、言葉。
庭園の果てで男が見た景色とはー。
獣達によって不器用に紡がれる、愛の物語。
彼らの葛藤は様々な色をして混ざり合い、美しく醜い色彩を生み出しながら、世界を彩っていきます。
どうぞ、一枚の絵画をご覧になるように、庭園の眺めをお楽しみください。
ストーリー
笑顔を浮かべて扉を開けたはずの君が、涙に咽びながら扉の奥へ消えていった。そして今日、笑顔を浮かべて扉を開けたはずの君が、涙に咽びながら扉の奥へ消えてゆく。
そしてまた数分後には、笑顔を浮かべて扉を開けたはずの君が、涙に咽びながら扉の奥へ消えてゆくのだろう。明日もそのさきも
声をかけると 立ち止まってくれるときがあるけど 求める君の瞳に何を話したらいいかわからない
君が僕に近づいてすぐさま立ち去るその間には 原因や結果が存在しているんだろうけど 君は時を失い 僕は記憶を無くしているんだ
このループに終わりは存在するのだろうか
君が僕に駆け寄って去るまでのそのひと時の間に
僕は君に最も必要な言葉を探さなければならないのか
キャスト
棟熊琢巳 川添美和 風見夢子 飯島紳互 鴻森久仁男 片山敦郎 蓑輪優花
スタッフ
【作・演出】宇野正玖
【舞台監督】今井侑吾(Route ∞)
【照明】酒井健太(Route ∞)
【音響】UNO
【美術監督】nenne
【衣裳】Judy
【メイク】片山りやの
【小道具】申理華
【宣伝美術】黒田哲平
【制作】人体連盟
【企画製作】並木孝泰

Voyantroupe第4回本公演 『Paranoia papers』 〜偏執狂短編集Ⅳ〜
Voyantroupe第4回本公演 『Paranoia papers』 〜偏執狂短編集Ⅳ〜 6.09-6.18 サンモールスタジオにて…

第3回本公演 『Paranoia Papers 〜偏執狂短編集Ⅲ〜』
Paranoia Papersとは? 実在した偏執狂(Paranoia)をモチーフに創作された短編集のこと。エログロ、ナンセンス、ホラー、…

第三次思春期公演 『死なないとできないことがあるなんて、じゃあ死ななきゃダメじゃん!』
思春期公演とは? 新人を含む、若手の役者陣による公演。まるで思春期のような如何ともしがたい葛藤を言論化し、その深淵をとくと覗き込み、全てが…