◇Voyantroupe(ヴァイヤントループ)とは
狭く深い、強烈な世界観を提示して、叙情的な脚本に偏執的な役者を配し、
常に挑戦的、懐疑的なスタイルを貫いた上で、かつてない視点から人間を礼賛する。
パラノイア蒐集劇団、Voyantroupe
voyant(見者)+troupe(劇団)による造語。
∴考え続ける集団です。
◇パラノイアとは
とある物事に固執し、常識を逸脱したことを平気でする人間のこと。
偏執病。妄想が内的原因から発生し、体系的に発展する病気。
自らを特殊な人間であると信じたり、隣人に攻撃を受けている、などといった異常な妄想に囚われるが、強い妄想を抱いている、という点以外では人格や職業能力面において常人と変わらないのが特徴。
語源は、para(的外れ)+nous(精神)
∴「異常な心」
古代ギリシャでは狂気全般を指していた。
◇題材としたパラノイア
・ヘンリー・リー・ルーカス
・マルセオプティオ
・ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)
・アンドレイ・チカチーロ
・ピエール・フランソワ・ラスネール
・バートリ・エルジェーベト
・アーサー・シャウクロス
・切り裂きジャック
・テッド・バンディ
・リチャード・ラミレス
・佐川一政
・桃太郎
・シド・ヴィシャス
・舩坂弘
・菅野直
◇旗揚げ
格闘技と探検をしていた宇野正玖が、2005年、第1回企画航演『カノッサの屈辱』を海賊アジトで行い、劇団 海賊ハイジャックとして旗揚げ。
後に2014年、劇団 海賊ハイジャック改名公演『自己オマージュ=シャウクロス』をサンモールスタジオで行い、劇団名をVoyantroupeに改名した。
◇Voyantroupeの興行
・本公演
劇団の骨髄となる公演。
狭く深い、強烈な世界観を提示して、叙情的な脚本に偏執的な役者を配し、
かつてない視点から人間を礼讃します。膨大な台詞を吐きながらも「感覚で観る」ことを推奨する公演。
エロ×グロ×パラノイア。
・思春期公演
新人を中心に上演する番外公演。
本公演が「ディープな、偏執狂の、人が殺されてしまったりする」話であるのに対して、
「ライトな、青春時代の、人が殺されたりしない」お話。とはいえただポップなお話という訳ではなく、本公演と同じく劇団の色合いが色濃く出る公演。
えっち。
◇派生ユニット
・チームジャックちゃん
劇団員丸山翔がプロデュースする団体。
多くの人に親しまれてきた童話を、大胆な構想と演出によって夢の中のおとぎ話ではなく、
史実のような物語に作り変え「誰もが知っている物語の見たことのない姿」を描き出す。
・チーム海賊
劇団員山下諒が率いる団体。
劇団の旧名である「海賊ハイジャック」を再び掲げ、過去の公演をリメイクし、
また違った切り口で再び彼らを礼讃する。
◇Voyantroupe活動履歴
・第五次思春期公演『るさあるかゔぉじゃのおい』2018.10.24〜10.28@阿佐ヶ谷アルシェ
・第4回本公演『Paranoia Papers 〜偏執狂短編集Ⅳ〜』2018.6.9〜6.18@サンモールスタジオ
・第四次思春期公演『とりかえこ』2017.10.26〜10.31@阿佐ヶ谷アルシェ
・第3回本公演『Paranoia Papers 〜偏執狂短編集Ⅲ〜』2017.5.31〜6.6@サンモールスタジオ
・第三次思春期公演『死なないとできないことがあるなんて、じゃあ死ななきゃダメじゃん! 』2017.2.8〜2.12@ワーサルシアター
・第二次思春期公演『諍わなければならないさらなること』2016.5.19〜5.22@要町アトリエ第七秘密基地
・第2回本公演『アンジョルラス』2016.3.16〜3.21@サンモールスタジオ
・番外公演『覚者の桴』2015.7.20〜7.23@pit 北/区域
・第一次思春期公演『Cherry Lady』2015.5.14〜5.18@pit 北/区域
・改名公演『自己オマージュ=シャウクロス』2015.1.15〜1.22@サンモールスタジオ
・特別回想公演『通底器』2014.3.26〜3.31@pit 北/区域
・第3回特別航演『同窓会という戦場における罠の設置方法』2013.11.20〜11.26@pit 北/区域
・第15回記念航演『不思議の国のアリスより』2013.6.20〜7.1@サンモールスタジオ
・第14回本航演『Knight of the Peach』2012.12.5〜12.19@サンモールスタジオ
・第2回特別航演『諍わなければならないいくつかのこと』2012.8.30〜9.3@pit 北/区域
・第13回本航演再演『dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス』2012.2.3〜2.12@サンモールスタジオ
・第13回本航演『B4 paper books2』2011.10.26〜11.6@サンモールスタジオ
・第12回本航演『Loss/Recover』2011.6.7〜6.15@サンモールスタジオ
・特別航演『罵詈のシャトー』2011.2.22〜2.27@八幡山ワーサルシアター
・第11回本航演『B4 paper books』2010.11.3〜11.9@サンモールスタジオ
・第10回本航演『Zyklon B(再演)』2010.6.2〜6.7@サンモールスタジオ
・第9回本航演『肖像の残滓~Suicide Corporation~』2009.11.11〜11.15@ザムザ阿佐谷
・第8回本航演『Tepes』2009.6.26〜6.30@ザムザ阿佐谷
・第7回本航演『鬨、唾棄すべき』2008.12.5〜12.8@ザムザ阿佐谷
・第6回本航演『俯瞰する庭園』2008.7.4〜7.7@ザムザ阿佐谷
・第5回本航演『Spread your wings』2007.6.29〜7.2@アイピット目白
・第4回本航演『Zyklon B』2007.3.9〜3.12@ザムザ阿佐谷
・第3回本航演『the Sky of Justice』2006.11.17〜11.20@高円寺明石スタジオ
・第2回本航演『アンナは最高の女』2006.6.28〜7.2@早稲田大学学生会館B203
・第3回企画航演『エルサレム(リメイク)』2006.2.22〜2.26@早稲田大学学生会館B203
・第1回本航演『海賊ハイジャック』2005.11.17〜11.20@池袋小劇場
・第2回企画航演『エルサレム』2005.9.10〜9.11@海賊アジト
・第1回企画航演『カノッサの屈辱』2005.6.25〜6.26@海賊アジト